再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~【リニューアル版】
***


新居の庭には、今日もたくさんの花が咲いてる。
ピンク、黄、赤、白……
金魚草も可愛く花壇で泳いでる。


「行ってきます、今夜はカレーだよね。終わったらすぐ帰るから用意しておいて」


「はーい、美味しいの期待してて。自転車危ないから気をつけてね」


「お母さんも頑張って!」


笑顔で手を振る優希。
爽やかな優しい笑顔に嬉しくなる。


玄関ドアを開けて中に入ったら、次は瑞が出ていくところだった。


「行ってきます」


「うん、頑張ってね。今日、カレーだよ」


「エビ入りのシーフードカレーにして。楽しみにしてるから」


「はい、わかりました。気をつけてね」


「ああ、じゃあ行ってくる。あ……そうだ、今度の休み、2人で出かけよう」


瑞はそう言って、優しくほっぺにキスをして、頭を撫でてくれた。
もちろん、いつまでも若くはないってわかってる。
だけど……
あなたのキスは、私に安らぎと元気をくれる。


「今日も1日、頑張ろう!」って思えるんだ。


大好きな瑞……
あなたに出会って動き出した夢のような時間。
今日まで私は、瑞と一緒に、魔法にかかったみたいな素敵な時を刻んでこれた。


私達の人生はまだまだこれから。
いつまでも隣で一緒に笑っていようね。
本当に……
大好き、愛してるよ。


これからも、どうぞよろしくお願いします。
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