再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~【リニューアル版】
after story 小川 真菜
「瑞先生……」
私はたまらず菅原総合病院に電話をしていた。
二度と会わないと思っていたけど、どうしても聞いてもらいたくて。
『大丈夫? 小川先生』
「私、私……」
『……聞いてる、城田から』
城田先生。
私の旦那になった内科医。
向こうからアプローチしてきたくせに。
イケメンで、腕も良い。
だから私は……
「あの人、何か悪口を言ってなかった?」
瑞先生と城田先生は、研修医時代に知り合って、今も交流があると聞いている。
私には、この悔しい気持ちをぶつける相手は瑞先生しかいなかった。
『小川先生のことを悪くは言ってない。ただ、小川総合病院を継がせることに必死になって、本当の自分を見てもらえてない気がしてたって……あいつはそう言ってた』
「えっ?」
『城田は、城田なりに、最後まで小川先生を愛そうとしてたと思う。結婚するって報告があった時、本当に嬉しそうだったから。でも……寂しかったって……』
私はたまらず菅原総合病院に電話をしていた。
二度と会わないと思っていたけど、どうしても聞いてもらいたくて。
『大丈夫? 小川先生』
「私、私……」
『……聞いてる、城田から』
城田先生。
私の旦那になった内科医。
向こうからアプローチしてきたくせに。
イケメンで、腕も良い。
だから私は……
「あの人、何か悪口を言ってなかった?」
瑞先生と城田先生は、研修医時代に知り合って、今も交流があると聞いている。
私には、この悔しい気持ちをぶつける相手は瑞先生しかいなかった。
『小川先生のことを悪くは言ってない。ただ、小川総合病院を継がせることに必死になって、本当の自分を見てもらえてない気がしてたって……あいつはそう言ってた』
「えっ?」
『城田は、城田なりに、最後まで小川先生を愛そうとしてたと思う。結婚するって報告があった時、本当に嬉しそうだったから。でも……寂しかったって……』