再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~【リニューアル版】
あっ、もしかして――


「何? 人の顔ジロジロ見て」


「瑞、整形した?」


我慢できずに聞いてしまった。


「は? 整形なんかするわけない。痩せたらこうなっただけだ」


「痩せたらこうなったって……本当にそれだけ?」


どうしても疑ってしまう自分がいる。


だって……
普通レベルだった瑞が、こんなにもイケメンに変身するなんて、到底信じられないから。
あまりにも衝撃的過ぎて、全然気持ちがついてこないよ。


それに、気づいたら私……
こんなにも心臓がドキドキしてる。


この人は、幼なじみの瑞だよ。
ただの「幼なじみ」にどうしてここまで緊張しなくちゃいけないの?
「うわぁ、久しぶり、元気だった?」って、再会できたことを素直に喜べばいいだけなのに。


なのに……
この胸の高鳴りはいったい何なの?
まるで目の前で超魔術でも見せられてる気がして、やっぱり動揺が隠せない。
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