再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~【リニューアル版】
私……
この場にいるのがすごく苦しい。


「なぁ、お前、そんな水着持ってたの? 肌の露出、ヤバいし。恥ずかしくないの?」


「えっ、あっ、あの……」


鼻で笑いながら言われ、体がカーッと熱くなり、死ぬほど赤面した。


「だよね。顔は地味なのに、確かに攻め過ぎかも~ヤバっ」


「歳を考えろよ。唯なら似合うけど、お前にビキニは違うだろ」


目の前で、2人に笑われてる。
ダメだ……涙が……出そう。
今すぐ……ここから消えたいよ。


「愛梨に何か用ですか?」


その言葉と共に私の肩を抱く感触。
私は、一瞬で瑞の大きな安心感に包まれた。


「だ、誰だよ?」


「嘘っ!! めっちゃイケメン!」


2人の顔が、驚きに満ちている。


こうして近くにいるとよくわかる。
瑞は……
この人とは比べものにならないくらい、とても素敵だ。


「愛莉、こちらは?」


「あっ、あの……この人は私の友人で、こちらは彼女さん。たまたまここに来てたみたいで、びっくりして……」


何とか笑顔を作ってごまかした。
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