意地悪な会社の先輩だったはずが、急に甘く溺愛してきます
その告白は本気?
翌日、私は緊張しながら会社に入った。

すると、井田先輩は紙袋を差し出しながら、私に頭を下げた。

「ごめん、月歌ちゃん!昨日のこと全然覚えてないんだけど、気づいたら目の前に水が置いてあって・・・。昨日、残ってたの月歌ちゃんだけのはずだから、月歌ちゃんが置いてくれたんだよね?これ、お詫びの苺大福。俺、変なこと言ってなかった?」

「覚えてないんですか!?」

「え・・・!俺、もしかして本当になんかやらかした?」

「もう、井田先輩なんて知りません・・・!」

私は井田先輩から紙袋だけを奪い取り、自分の席についた。

だって、苺大福に罪はない。
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