「お飾りの役立たずは不要だ」とクズ皇太子に婚約破棄された大聖母、隣国の王子に(契約)結婚しようとスカウトされる~あなたが本当に愛する人と幸せになるよう大聖母から悪女にポジションチェンジしますわ~
「大聖母」だったり、あるいは愚か者の婚約者だったり、それらで利用されるだけ利用されてポイされたのは諦めがつく。腹は立つけれど。それはともかく、正直ポイされたことで自由になってよかったとさえ思っている。
しかし、いまは違う。ここでポイされたら、行き場を失ってしまう。物理的にというよりか、精神的に。
覚悟が足りなかった。いまさらながら気がつかされた。
さらにつらくて悲しいことになる。それも覚悟しなければならない。
そうとはわかっている上で、いましばらくここですごしたい。契約終了のその瞬間まで、チャーリーの側にいたい。
翌朝、ショボショボの目で陽光満ち溢れる室内を見ながら、そう決意した。
しかし、いまは違う。ここでポイされたら、行き場を失ってしまう。物理的にというよりか、精神的に。
覚悟が足りなかった。いまさらながら気がつかされた。
さらにつらくて悲しいことになる。それも覚悟しなければならない。
そうとはわかっている上で、いましばらくここですごしたい。契約終了のその瞬間まで、チャーリーの側にいたい。
翌朝、ショボショボの目で陽光満ち溢れる室内を見ながら、そう決意した。