「お飾りの役立たずは不要だ」とクズ皇太子に婚約破棄された大聖母、隣国の王子に(契約)結婚しようとスカウトされる~あなたが本当に愛する人と幸せになるよう大聖母から悪女にポジションチェンジしますわ~
 彼は、ことあるごとに気を遣ってくれる。これまで以上に。それこそ、縦の物を横にするのだって気を遣って手伝ってくれる。その過保護さは異常なほどで、あの美しいレディにやってあげたらいいのに、とついつい考えてしまうほどである。

 同時に、これがなくなってしまうのもそう遠い将来ではない。

 それも強く感じるようになった。

 そういうとき、不安や焦燥に襲われるのはいうまでもない。
< 112 / 227 >

この作品をシェア

pagetop