「お飾りの役立たずは不要だ」とクズ皇太子に婚約破棄された大聖母、隣国の王子に(契約)結婚しようとスカウトされる~あなたが本当に愛する人と幸せになるよう大聖母から悪女にポジションチェンジしますわ~
昼間、チャーリーの愛する人と思い込んでいたのが、じつは彼の同腹の妹のイザベルだったということがわかったばかりの日の夜のことである。
彼は、意外にも素直に応じてくれた。
主寝室に入ると、彼は長椅子に座るよう言った。
長椅子に座ると、葡萄酒とグラスが二つ準備されていることに気がついた。まるでわたしがやってくることがわかっていたかのように……。
困惑しているわたしをよそに、彼はそれぞれのグラスに葡萄酒を注いでその内の一つを手渡してくれた。
そうして、それぞれのグラスを打ち合わせて乾杯をした。
口中に広がる味は、あいかわらずなんと表現していいかわからない。美味しい、ということくらいしか。
グラスをローテーブル上に置いたタイミングで、口を開いた。というかズバリ尋ねた。
そうしないと、また気が挫けてしまうかもしれない。
彼は、意外にも素直に応じてくれた。
主寝室に入ると、彼は長椅子に座るよう言った。
長椅子に座ると、葡萄酒とグラスが二つ準備されていることに気がついた。まるでわたしがやってくることがわかっていたかのように……。
困惑しているわたしをよそに、彼はそれぞれのグラスに葡萄酒を注いでその内の一つを手渡してくれた。
そうして、それぞれのグラスを打ち合わせて乾杯をした。
口中に広がる味は、あいかわらずなんと表現していいかわからない。美味しい、ということくらいしか。
グラスをローテーブル上に置いたタイミングで、口を開いた。というかズバリ尋ねた。
そうしないと、また気が挫けてしまうかもしれない。