「お飾りの役立たずは不要だ」とクズ皇太子に婚約破棄された大聖母、隣国の王子に(契約)結婚しようとスカウトされる~あなたが本当に愛する人と幸せになるよう大聖母から悪女にポジションチェンジしますわ~
「遠い遠い遠い遠い遠い親戚でもそれに当たるのなら、そうかもしれない」
「とんでもなく遠いのね」
彼のおどけた言い方に、おもわずツッコンでしまった。
「だろう? 残念ながら、おれは五男坊でね。家を継ぐ必要がないし、こうして諸外国を行ったり来たりしているんだ」
一瞬、うらやましくなった。
わたしと違い、彼は自由だから。それに、彼自身も自由奔放っぽい。
「それで、その五男坊がわたしに何の用かしら?」
もう一度尋ねた。
こんなところで時間を潰したくない、というのが本音だけど、彼との会話を続けたいという気もする。
「とんでもなく遠いのね」
彼のおどけた言い方に、おもわずツッコンでしまった。
「だろう? 残念ながら、おれは五男坊でね。家を継ぐ必要がないし、こうして諸外国を行ったり来たりしているんだ」
一瞬、うらやましくなった。
わたしと違い、彼は自由だから。それに、彼自身も自由奔放っぽい。
「それで、その五男坊がわたしに何の用かしら?」
もう一度尋ねた。
こんなところで時間を潰したくない、というのが本音だけど、彼との会話を続けたいという気もする。