「お飾りの役立たずは不要だ」とクズ皇太子に婚約破棄された大聖母、隣国の王子に(契約)結婚しようとスカウトされる~あなたが本当に愛する人と幸せになるよう大聖母から悪女にポジションチェンジしますわ~
 王宮内のほとんどの人は、妻としてとつじょ現れたわたしを見ても驚かなかった。

 というか、あまり関心がないようだった。

 まあ、いいんだけど。

 最初から悪目立ちすぎてもよくない。じょじょに悪女っぷりを披露すればいい。

 というわけで、まずは異国の王宮での生活に慣れることから始めた。

 あてがわれた部屋は、チャーリーの寝室の続き部屋だった。
< 39 / 227 >

この作品をシェア

pagetop