キスから始まる恋

きれいな髪を見つめていたら

綾先輩がこちらを見てにっこり微笑んだ

ただ、その目は全く笑っていなかった

「ごめんなさいね。怖がらせて」

「いえ」

「ただ、人のものに手をださないでほしいとお願いしにきただけなのよ」

なんのことをいっているのかさっぱりわからない

「綾さんの彼氏に手を出すなっていってんの！」

仮面(化粧の)先輩がまたまた怒鳴りながらそういって私の胸ぐらをつかもうとした

それをさらりとかわして

「何のことだかわからないんですけど」

そういうと

よけられたことが気にいらない仮面先輩が

「まだとぼける気！」

と顔を真っ赤にして襲いかかってきた

やれやれ

足元がら空き

軽く足払いをするとその場に顔面から倒れてしまった

あちゃー仮面くずれちゃったかな