バツイチ女の愛され具合

「今日ママ会社の人とご飯食べに行くの。
だから
パパ来てくれるからパパと留守番!」

悔しい気持ちを隠しながら無理やり笑顔を見せると

子供たちは、大はしゃぎしながら家の中を走り回る

「こらっ!幸喜は先ず、服を着ようよ!」

子供たちと追いかけっこ。

毎日毎日こうやって子供たちと触れ合ってるのも、子供たちのために自分の時間を全て捧げてるのも全部母親の私。

あの人は…

週に1回、日曜日の半日来るだけの人。


でも

離婚時には、もう二度と暴力はふるわないと約束するから。お願いだから子供たちとは会わせて欲しいって

泣きながら懇願するほど

子供達の事だけは好きだったみたいだ。

完全ワンオペだった私には結婚生活の中であの人がそこまで子供を愛してる様には微塵も感じる事はできなかったけど…。





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