真実の愛は嘘で守って・・・。
【嫌われ者】Side楓
「すごい、お城みたい」
「そう、ですね」
俺と優李は琉偉の誕生日パーティーに呼ばれて、宮星邸に来ているのだが、想像以上に広大な敷地と、そこにそびえ立つ屋敷というより城に近い立派な建物に圧倒されている。
「あっ、優李ちゃん、楓くん来てくれてありがとう」
こんな立派な屋敷に住んでいるとは思えない程、フレンドリーに出迎えてくれる琉偉。
そんな琉偉の1歩後ろには、赤茶色のショートカットに赤と黒のオッドアイが特徴的な女性が立っていた。
この人がもしかして・・・。
「紹介するね、僕の従者の小夜」
「お初にお目にかかります。優李様」
「初めまして、小夜さん。楓とは同じ学校だよね?」
「はい。ですが、クラスが違いますので、あまりお会いする機会がなく・・・」
「そっか。じゃあ、楓くんこの機会に小夜と仲良くしてやって」
「よろしくお願いします」
「いえいえっ、こちらこそよろしくお願いします」
そんなぎこちない挨拶をしていると、琉偉の母らしき人物が屋敷から出てきた。
「琉偉、何してるの?早くお客様を案内して。あら、そちらの方は・・・」
「本日はお招きいただきありがとうございます。月夜野優李と申します」
「琉偉の母です。まぁ、本当に綺麗な碧い目でいらっしゃるわ。さぁ、早く中に入って」
そう案内される優李に付いて行こうとしたのだが。
「ごめんなさいね。あなたはお外にいてくださるかしら」
「えっ、あの・・・」
「そうだ、小夜。せっかく従者のお友達ができたんだから、楓くんに庭を案内してあげてよ」
「かしこまりました。琉偉様」
「あの・・・では、そうさせていただきます」
「楓・・・」
「さぁさぁ、優李さん。早くいらして」
優李は屋敷の中へ連れられて、俺は小夜と取り残されてしまった。
「そう、ですね」
俺と優李は琉偉の誕生日パーティーに呼ばれて、宮星邸に来ているのだが、想像以上に広大な敷地と、そこにそびえ立つ屋敷というより城に近い立派な建物に圧倒されている。
「あっ、優李ちゃん、楓くん来てくれてありがとう」
こんな立派な屋敷に住んでいるとは思えない程、フレンドリーに出迎えてくれる琉偉。
そんな琉偉の1歩後ろには、赤茶色のショートカットに赤と黒のオッドアイが特徴的な女性が立っていた。
この人がもしかして・・・。
「紹介するね、僕の従者の小夜」
「お初にお目にかかります。優李様」
「初めまして、小夜さん。楓とは同じ学校だよね?」
「はい。ですが、クラスが違いますので、あまりお会いする機会がなく・・・」
「そっか。じゃあ、楓くんこの機会に小夜と仲良くしてやって」
「よろしくお願いします」
「いえいえっ、こちらこそよろしくお願いします」
そんなぎこちない挨拶をしていると、琉偉の母らしき人物が屋敷から出てきた。
「琉偉、何してるの?早くお客様を案内して。あら、そちらの方は・・・」
「本日はお招きいただきありがとうございます。月夜野優李と申します」
「琉偉の母です。まぁ、本当に綺麗な碧い目でいらっしゃるわ。さぁ、早く中に入って」
そう案内される優李に付いて行こうとしたのだが。
「ごめんなさいね。あなたはお外にいてくださるかしら」
「えっ、あの・・・」
「そうだ、小夜。せっかく従者のお友達ができたんだから、楓くんに庭を案内してあげてよ」
「かしこまりました。琉偉様」
「あの・・・では、そうさせていただきます」
「楓・・・」
「さぁさぁ、優李さん。早くいらして」
優李は屋敷の中へ連れられて、俺は小夜と取り残されてしまった。