歌う事をやめた歌姫
「分かってる…でも…雨の日に傘も刺さずにしか歌えなかったの…私にはこれ意外に出来る事なんてなかった…」



また溢れる涙が出てきて全然止まらない…どうしたら止まるかな…1度流れた涙は止まる事を知らない



「ゴメン…でもこれだけは言わせて?湊が倒れたり、目の前からいなくなったら私は辛い。私だけじゃない…湊を大事にしてる人が辛い思いするの。だからこれからは雨の日に歌ってもいいから傘を刺して歌って」



「うん…うん。蘭…私こそゴメンね…蘭にも酷い事言った」
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