会社の同期に片想いしています!
ベンチに座ると、浅川くんが私の顔をじっと見ている。

「あ、あの・・・!私、会社の人に言いふらしたりしないから!ていうか、お酒強いの秘密にしようが、ちょっとキャラが違おうが全然良いと思うけど・・・」

これは本心だ。

だって、今まで完璧だと思っていた浅川くんが身近に感じられた気がする。


「はぁ・・・会社の人なんてどうでも良いけど」


「え?」


「俺は小原さんにだけ見られたくなかったってこと」

「なんで・・・?」

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