ギター弾きの天使とデュエットを ~言葉を話さぬ彼に惹かれて、二人は同じ夢を見る~
「ずっと離れていましたが、彼女の歌を聴いて、すぐにでも会おうとアンサーソングを書き上げました。そして、あなたがチャコにそれを見せてくれたから再会できたんです」
「え、チャコ、あなた自分でコンタクト取りにいってたの?」
「えっと」
透子の言うそれが、チャコの考えているものと一致しているかわからなくて戸惑っていたら、すかさずジャンが助け舟を出してくれた。
「チャコはあなたみたいに連絡を取ってきたわけじゃないですよ。歌詞にある『丘』に会いに来てくれたんです」
「……え!? あなたたちそんなことしていたの? よくそれで会えたわね」
透子はチャコとジャンを交互に見て驚きの表情を浮かべている。
「チャコなら、あの歌を聴いたらわかってくれると思ってましたから」
「はー、とんでもないドラマを展開していたのね」
「そうですね。それで、デュオの件、チャコから聞きました。元々二人で活動するつもりでしたから、私からもお願いしたいです」
「そう! それはよかった! じゃあ、早速」
透子は早速と話を切りだそうとしていたが、ジャンがすぐにそれを制止し、割り込んできた。
「え、チャコ、あなた自分でコンタクト取りにいってたの?」
「えっと」
透子の言うそれが、チャコの考えているものと一致しているかわからなくて戸惑っていたら、すかさずジャンが助け舟を出してくれた。
「チャコはあなたみたいに連絡を取ってきたわけじゃないですよ。歌詞にある『丘』に会いに来てくれたんです」
「……え!? あなたたちそんなことしていたの? よくそれで会えたわね」
透子はチャコとジャンを交互に見て驚きの表情を浮かべている。
「チャコなら、あの歌を聴いたらわかってくれると思ってましたから」
「はー、とんでもないドラマを展開していたのね」
「そうですね。それで、デュオの件、チャコから聞きました。元々二人で活動するつもりでしたから、私からもお願いしたいです」
「そう! それはよかった! じゃあ、早速」
透子は早速と話を切りだそうとしていたが、ジャンがすぐにそれを制止し、割り込んできた。