ギター弾きの天使とデュエットを ~言葉を話さぬ彼に惹かれて、二人は同じ夢を見る~
4. サプライズ
1stシングルとして『君ともう一度』をリリースした二人は順調に歌手としての活動を広げていた。今日は初めてのテレビ出演を控え、チャコは緊張の時間を過ごしていた。
「うー、やっぱテレビはちょっと緊張するー」
チャコは先ほどから楽屋の中をうろうろしていた。本番にはめっぽう強いチャコだが、本番前の緊張がとても苦手だった。この待っている時間が落ち着かない。
「チャコ。大丈夫だから。落ち着いて」
ジャンはいつでもどこでも堂々としている。彼が動じたところなど見たことがない気がする。
「うん……」
落ち着けと言われて落ち着けるものではない。一度座ったものの、すぐに立ち上がってまたうろうろとしはじめた。
「もう、しょうがないな。チャコ、おいで?」
ジャンに呼ばれて素直に近寄ってみれば、頬を両側から思いきり押しつぶされた。
「ジャン、何するの!」
「ははっ。かわいい」
そのまま口付けられる。チャコはさっきまでの緊張は吹っ飛んで、別の意味でドキドキとしはじめた。
「もう……ジャンのいじわる」
「うー、やっぱテレビはちょっと緊張するー」
チャコは先ほどから楽屋の中をうろうろしていた。本番にはめっぽう強いチャコだが、本番前の緊張がとても苦手だった。この待っている時間が落ち着かない。
「チャコ。大丈夫だから。落ち着いて」
ジャンはいつでもどこでも堂々としている。彼が動じたところなど見たことがない気がする。
「うん……」
落ち着けと言われて落ち着けるものではない。一度座ったものの、すぐに立ち上がってまたうろうろとしはじめた。
「もう、しょうがないな。チャコ、おいで?」
ジャンに呼ばれて素直に近寄ってみれば、頬を両側から思いきり押しつぶされた。
「ジャン、何するの!」
「ははっ。かわいい」
そのまま口付けられる。チャコはさっきまでの緊張は吹っ飛んで、別の意味でドキドキとしはじめた。
「もう……ジャンのいじわる」