あの日、桜のキミに恋をした
Side 康介
由奈と初めて喧嘩した。
俺が変な意地を張らなきゃこうはならなかったと、今なら思う。
でも、広瀬さんに限らず、俺が由奈以外のコと何かある訳がないのに、信用されていなかったことがショックだった。
それに、どちらかと言えば由奈の方がよっぽどどうにかしてほしい。
本当は他の男とあんまり話してほしくはないけど、それはさすがに彼氏として小さすぎると思うから言わない。
でも、もう少し興味ないことを全面に出すとか、対応の仕方ってもんがあると思う。
今のままだと相手の男に「もしかして俺イケんじゃね?」と思わせてしまう。
だって男はみんなバカだから、すぐ都合の良いように捉える生き物だから。
それなのに、由奈はそれを全くわかっていない。
明るくて優しくて、愛想がいいのは彼女の取り柄だけど、もう少し相手を選んで欲しいと思ってしまう俺は、まだまだ子供なんだろうか。
最終的にお互い引くに引けず、意地を張ったまま俺たちは体育祭の日を迎えた。
由奈と初めて喧嘩した。
俺が変な意地を張らなきゃこうはならなかったと、今なら思う。
でも、広瀬さんに限らず、俺が由奈以外のコと何かある訳がないのに、信用されていなかったことがショックだった。
それに、どちらかと言えば由奈の方がよっぽどどうにかしてほしい。
本当は他の男とあんまり話してほしくはないけど、それはさすがに彼氏として小さすぎると思うから言わない。
でも、もう少し興味ないことを全面に出すとか、対応の仕方ってもんがあると思う。
今のままだと相手の男に「もしかして俺イケんじゃね?」と思わせてしまう。
だって男はみんなバカだから、すぐ都合の良いように捉える生き物だから。
それなのに、由奈はそれを全くわかっていない。
明るくて優しくて、愛想がいいのは彼女の取り柄だけど、もう少し相手を選んで欲しいと思ってしまう俺は、まだまだ子供なんだろうか。
最終的にお互い引くに引けず、意地を張ったまま俺たちは体育祭の日を迎えた。