あの日、桜のキミに恋をした
Side 康介
最初はどうなるかと思ったけど、基本的にみんなノリがいい集まりだし、ゲームをし始めた頃にはそんな心配もすっかり忘れて4人で打ち解けていた。
散々食って喋って遊んで、ちょうど19時くらいになってそろそろ解散する流れになった。
俺がやるからいいと言ったのに、みんなが後片付けを手伝ってくれた。
なんとなくの流れで由奈と沢村はゴミの処理と掃除係、俺と橘さんは台所で皿洗いをすることになる。
「佐々木くんはいつもご飯自分で作ってるの?」
「いや全然!前まではコンビニ弁当ばっかだったかな。でも由奈と付き合い始めて、由奈の母さんがおかずくれたりするから最近は米炊くくらいは自分でするようになった」
2人で皿洗いをしながら、橘さんと何気ない会話を続ける。
多分、この使われていない感が滲み出ている台所を見て不思議に思ったんだろう。
そう。
いつも由奈を家に送って行った時、晩御飯の支度ができている時は彼女のお母さんがおかずをタッパーに詰めて持たせてくれるのだ。
誘われた時はそのまま家に上がって食べることもある。
「……佐々木くん、ほんと由奈のこと大好きなんだね!」
「そりゃあもちろん。俺たちラブラブなんで!」
惚気ないでよ〜と橘さんに肘で小突かれながら、俺は閃いた。
これは、それとなく彼女に沢村のことを薦める絶好の機会チャンスかもしれないと……。
最初はどうなるかと思ったけど、基本的にみんなノリがいい集まりだし、ゲームをし始めた頃にはそんな心配もすっかり忘れて4人で打ち解けていた。
散々食って喋って遊んで、ちょうど19時くらいになってそろそろ解散する流れになった。
俺がやるからいいと言ったのに、みんなが後片付けを手伝ってくれた。
なんとなくの流れで由奈と沢村はゴミの処理と掃除係、俺と橘さんは台所で皿洗いをすることになる。
「佐々木くんはいつもご飯自分で作ってるの?」
「いや全然!前まではコンビニ弁当ばっかだったかな。でも由奈と付き合い始めて、由奈の母さんがおかずくれたりするから最近は米炊くくらいは自分でするようになった」
2人で皿洗いをしながら、橘さんと何気ない会話を続ける。
多分、この使われていない感が滲み出ている台所を見て不思議に思ったんだろう。
そう。
いつも由奈を家に送って行った時、晩御飯の支度ができている時は彼女のお母さんがおかずをタッパーに詰めて持たせてくれるのだ。
誘われた時はそのまま家に上がって食べることもある。
「……佐々木くん、ほんと由奈のこと大好きなんだね!」
「そりゃあもちろん。俺たちラブラブなんで!」
惚気ないでよ〜と橘さんに肘で小突かれながら、俺は閃いた。
これは、それとなく彼女に沢村のことを薦める絶好の機会チャンスかもしれないと……。