あの日、桜のキミに恋をした
逢瀬
Side 康介
やっぱり最近由奈の様子がおかしい。
絶対に何か隠している気がする。
喧嘩になった記憶もないし、思い当たることも全くない。
俺が何かしたか聞いても「違う、大丈夫!」の一点張りで、解決のしようがなかった。
俺はダメ元で休み時間に隣のクラスへ行ってみる。
「橘さん!」
「佐々木くんどうしたの?珍しいね!」
「由奈が最近なんか変な感じして、本人は大丈夫って言うんだけど橘さんは何か知ってるかなと思って……」
「ごめん2年になってから私も由奈とあんまり話せてないんだよね……」
橘さんは申し訳なさそうに言った。
それはそうだ。
クラスが違えば、話すのは廊下ですれ違った時くらい。
俺が最近沢村と話せていないのと同じことだ。
「そうだよな……ごめんなんか急に!」
「私も由奈と話してみる!何か分かったら伝えるね!」
「うんサンキュー!」
収穫はゼロ。
あとはやっぱり由奈に直接聞くしかなかった。
やっぱり最近由奈の様子がおかしい。
絶対に何か隠している気がする。
喧嘩になった記憶もないし、思い当たることも全くない。
俺が何かしたか聞いても「違う、大丈夫!」の一点張りで、解決のしようがなかった。
俺はダメ元で休み時間に隣のクラスへ行ってみる。
「橘さん!」
「佐々木くんどうしたの?珍しいね!」
「由奈が最近なんか変な感じして、本人は大丈夫って言うんだけど橘さんは何か知ってるかなと思って……」
「ごめん2年になってから私も由奈とあんまり話せてないんだよね……」
橘さんは申し訳なさそうに言った。
それはそうだ。
クラスが違えば、話すのは廊下ですれ違った時くらい。
俺が最近沢村と話せていないのと同じことだ。
「そうだよな……ごめんなんか急に!」
「私も由奈と話してみる!何か分かったら伝えるね!」
「うんサンキュー!」
収穫はゼロ。
あとはやっぱり由奈に直接聞くしかなかった。