Good day ! 2
半年前、7年間想い続けた恵真を諦めた時、野中はまるで全てを知っているかのように伊沢の肩をポンと叩き、お互い良い恋を探そうじゃないか!と励ましてくれた。
きっと、恵真が誰とつき合い始めたのかも分かっていたのだろう。
(あれから半年か。長いような短いような…)
ブリーフィングを終えてシップへと向かいながら、伊沢は妙に感傷的になる。
ふと気になって、隣の野中に声をかけた。
「そう言えばキャプテン。彼女は出来たんですか?」
「ぶっ!お前なあ、逆パワハラか?」
「ってことは、まだなんですね?」
「はー、お前いつの間にそんなに図太くなったんだ?前はもっと、爽やかでいたいけな少年って感じだったのに」
「そりゃ、図太くもなりますよ。7年かけて想い続けたのに、告白前に玉砕ですからね」
「それはお前、時間のかけ過ぎだよ。今度はもっと早く告白しろよ。パイロットと男は決断力が大事だからな」
「はーい。キャプテンもですよ」
「やれやれ。ほんと、逞しくなっちゃって」
なんだかんだと息の合うやり取りをしながら、二人はシップを目指した。
きっと、恵真が誰とつき合い始めたのかも分かっていたのだろう。
(あれから半年か。長いような短いような…)
ブリーフィングを終えてシップへと向かいながら、伊沢は妙に感傷的になる。
ふと気になって、隣の野中に声をかけた。
「そう言えばキャプテン。彼女は出来たんですか?」
「ぶっ!お前なあ、逆パワハラか?」
「ってことは、まだなんですね?」
「はー、お前いつの間にそんなに図太くなったんだ?前はもっと、爽やかでいたいけな少年って感じだったのに」
「そりゃ、図太くもなりますよ。7年かけて想い続けたのに、告白前に玉砕ですからね」
「それはお前、時間のかけ過ぎだよ。今度はもっと早く告白しろよ。パイロットと男は決断力が大事だからな」
「はーい。キャプテンもですよ」
「やれやれ。ほんと、逞しくなっちゃって」
なんだかんだと息の合うやり取りをしながら、二人はシップを目指した。