Good day ! 2
写真を撮り終えた川原が飛行機を降りるのと入れ違いに、乗客の搭乗が開始された。
後方のキャビンが賑やかになる。
ブリーフィングで話し合った結果、往路は恵真がPF(Pilot Flying)を務めることになり、倉科が管制官と交信をするのを聞きながら無事に定刻通りに離陸した。
伊豆半島を過ぎた頃、レーダーや計器類を監視しつつ、早くもランディングブリーフィングを行う。
「うーん、伊丹は南風に変わったな。この時期にしては珍しい。どうする?PF代わろうか?」
倉科の申し出に、恵真は首を振る。
「いえ、よろしければこのまま私がさせて頂いても構わないでしょうか?」
「いいけど。大丈夫?伊丹は今、逆ラン運用だよ?」
通常伊丹空港は、32番滑走路を利用して南から北へ離着陸が行われるのだが、今は南風の影響で逆コースの14番滑走路運用となっている。
倉科はそれを心配しているようだが、恵真は冷静に答えた。
「はい。大丈夫です」
「そうか、じゃあ任せる。You have」
「Roger. I have」
後方のキャビンが賑やかになる。
ブリーフィングで話し合った結果、往路は恵真がPF(Pilot Flying)を務めることになり、倉科が管制官と交信をするのを聞きながら無事に定刻通りに離陸した。
伊豆半島を過ぎた頃、レーダーや計器類を監視しつつ、早くもランディングブリーフィングを行う。
「うーん、伊丹は南風に変わったな。この時期にしては珍しい。どうする?PF代わろうか?」
倉科の申し出に、恵真は首を振る。
「いえ、よろしければこのまま私がさせて頂いても構わないでしょうか?」
「いいけど。大丈夫?伊丹は今、逆ラン運用だよ?」
通常伊丹空港は、32番滑走路を利用して南から北へ離着陸が行われるのだが、今は南風の影響で逆コースの14番滑走路運用となっている。
倉科はそれを心配しているようだが、恵真は冷静に答えた。
「はい。大丈夫です」
「そうか、じゃあ任せる。You have」
「Roger. I have」