Good day ! 2
第五章 こずえの言葉
「おー、伊沢。こっちこっち!」
「悪い、待たせたな」
「ううん。私も今来たところ」
12時に待ち合わせしたカフェのテラス席で、ごずえが伊沢を手招きした。
「久しぶりだねー。なんか伊沢、日焼けした?」
「そうかも。コックピットに射し込む太陽、ハンパないもんな。あー、いや、こんな明るい時間にこずえと会うのが珍しいからじゃないか?」
「あはは!確かに。いっつも薄暗い夜の居酒屋ばっかりだもんね」
相変わらずのこずえに、伊沢は既に気分が明るくなる。
「ね、何食べる?」
テーブルに広げたメニューに、二人で顔を寄せる。
「へえー、なんかオシャレだな。こずえ、焼き鳥も、ほっけの塩焼きもないけど、いいのか?」
「あのね!私、オヤジじゃないの。ちゃんとパンケーキとかも食べられるんだからね!」
ははは!と笑ってから、伊沢はエッグベネディクトのランチセットを頼むことにした。
「じゃあ私は、チーズオムレツのセットにしようっと」
「え?パンケーキじゃないのか?」
「だって私がパンケーキ食べてるところ見たら、物珍しくて絶対伊沢突っ込むでしょ?」
「うん。その気満々だった」
「ふふーんだ。そうはさせませんよー」
「あはは!じゃあさ、デザートにマカロンとか食べてみてよ。絶対似合わないから」
「あんたね!失礼極まりないわよ!」
またもや伊沢は笑い出す。
テラスには心地良い風が吹き、居酒屋の暗がりではなく明るい日差しの中で見るこずえは、いつにも増して楽しそうだった。
「悪い、待たせたな」
「ううん。私も今来たところ」
12時に待ち合わせしたカフェのテラス席で、ごずえが伊沢を手招きした。
「久しぶりだねー。なんか伊沢、日焼けした?」
「そうかも。コックピットに射し込む太陽、ハンパないもんな。あー、いや、こんな明るい時間にこずえと会うのが珍しいからじゃないか?」
「あはは!確かに。いっつも薄暗い夜の居酒屋ばっかりだもんね」
相変わらずのこずえに、伊沢は既に気分が明るくなる。
「ね、何食べる?」
テーブルに広げたメニューに、二人で顔を寄せる。
「へえー、なんかオシャレだな。こずえ、焼き鳥も、ほっけの塩焼きもないけど、いいのか?」
「あのね!私、オヤジじゃないの。ちゃんとパンケーキとかも食べられるんだからね!」
ははは!と笑ってから、伊沢はエッグベネディクトのランチセットを頼むことにした。
「じゃあ私は、チーズオムレツのセットにしようっと」
「え?パンケーキじゃないのか?」
「だって私がパンケーキ食べてるところ見たら、物珍しくて絶対伊沢突っ込むでしょ?」
「うん。その気満々だった」
「ふふーんだ。そうはさせませんよー」
「あはは!じゃあさ、デザートにマカロンとか食べてみてよ。絶対似合わないから」
「あんたね!失礼極まりないわよ!」
またもや伊沢は笑い出す。
テラスには心地良い風が吹き、居酒屋の暗がりではなく明るい日差しの中で見るこずえは、いつにも増して楽しそうだった。