Good day ! 2
最後のデザートが運ばれてくると、野中は彩乃にロンドンのお土産を差し出した。
「え、よろしいのですか?」
「はい。気に入って頂けるといいのですが」
「とても嬉しいです。開けてみても構いませんか?」
「ええ、どうぞ」
彩乃は両手で大事そうに箱を受け取ると、リボンをスルッと解く。
箱の蓋をそっと開け、驚いたように目を見張った。
「まあ!なんて素敵なの…」
恵真が選んで野中に薦めたそのプレゼントは、オルゴール付きのジュエリーボックスだった。
ブルーの蓋の部分は、まるで星空のようにスワロフスキーが散りばめられている。
「きれい…」
目を潤ませながら、彩乃はじっとジュエリーボックスを見つめる。
「彩乃さん、オルゴールも聴いてみて」
「はい」
野中に促され、彩乃はボックスの底のネジを巻く。
可愛らしい音色で奏でられた曲は…
「ラベンダーズ ブルー!私、この曲大好きなんです」
まるで少女のように目を輝かせ、オルゴールに耳を寄せる。
じっと音色に聴き入る彩乃を、野中は優しい眼差しで見守った。
やがて音が鳴り止むと、彩乃はうっとりとため息をつく。
「本当になんて素敵…。野中さん、ありがとうございます!私の宝物にします」
「気に入って頂けたようで私も嬉しいです。彩乃さん、ジュエリーボックスの中も見てみて」
え?と彩乃は怪訝そうにしてから、そっとボックスを開けた。
「え、よろしいのですか?」
「はい。気に入って頂けるといいのですが」
「とても嬉しいです。開けてみても構いませんか?」
「ええ、どうぞ」
彩乃は両手で大事そうに箱を受け取ると、リボンをスルッと解く。
箱の蓋をそっと開け、驚いたように目を見張った。
「まあ!なんて素敵なの…」
恵真が選んで野中に薦めたそのプレゼントは、オルゴール付きのジュエリーボックスだった。
ブルーの蓋の部分は、まるで星空のようにスワロフスキーが散りばめられている。
「きれい…」
目を潤ませながら、彩乃はじっとジュエリーボックスを見つめる。
「彩乃さん、オルゴールも聴いてみて」
「はい」
野中に促され、彩乃はボックスの底のネジを巻く。
可愛らしい音色で奏でられた曲は…
「ラベンダーズ ブルー!私、この曲大好きなんです」
まるで少女のように目を輝かせ、オルゴールに耳を寄せる。
じっと音色に聴き入る彩乃を、野中は優しい眼差しで見守った。
やがて音が鳴り止むと、彩乃はうっとりとため息をつく。
「本当になんて素敵…。野中さん、ありがとうございます!私の宝物にします」
「気に入って頂けたようで私も嬉しいです。彩乃さん、ジュエリーボックスの中も見てみて」
え?と彩乃は怪訝そうにしてから、そっとボックスを開けた。