Good day ! 2
「はー、楽しかったなあ」
美味しいイタリアンとおしゃべりを堪能し、気分良く帰宅した伊沢はソファにボフッと身体を預ける。
(久しぶりだな、こんなに気持ちが明るいのは。あ、そうだ!)
思い立って、こずえに電話をかける。
「おーい、こずえ。元気かーい?」
「おっ!伊沢?なに、ご機嫌じゃない」
「そうなんだよー。ほら、今度は幸せいっぱいに電話してこいってお前に言われただろ?だからこの幸せを報告しなきゃと思ってさ」
「おー!やったね、伊沢!なになに?なんでも聞くよー」
「今日さ、例のメールの件の野中キャプテンが、婚約者の人を紹介してくれたんだよ。恵真と佐倉さんも一緒でさ、みんなで食事したんだ。いやー、楽しかったなあ。野中さんは彩乃さんとラブラブだし、恵真も佐倉さんと仲良さそうで」
…は?とこずえが怪訝そうに言うが、伊沢は気にならなかったらしく話を続ける。
「それでな、俺、野中さんと彩乃さんの披露宴で司会する事になったんだよ。あー、緊張するなあ。上手く出来るかなー?職場の先輩や上司だって来るだろうし。でもお二人の為に頑張らなきゃな!」
しばし沈黙が広がる。
「もしもし、こずえ?聞いてる?」
「聞いてる。っていうか、呆れてる」
「へ?なんで?」
するとこずえは、はあーと大きくため息をついた。
美味しいイタリアンとおしゃべりを堪能し、気分良く帰宅した伊沢はソファにボフッと身体を預ける。
(久しぶりだな、こんなに気持ちが明るいのは。あ、そうだ!)
思い立って、こずえに電話をかける。
「おーい、こずえ。元気かーい?」
「おっ!伊沢?なに、ご機嫌じゃない」
「そうなんだよー。ほら、今度は幸せいっぱいに電話してこいってお前に言われただろ?だからこの幸せを報告しなきゃと思ってさ」
「おー!やったね、伊沢!なになに?なんでも聞くよー」
「今日さ、例のメールの件の野中キャプテンが、婚約者の人を紹介してくれたんだよ。恵真と佐倉さんも一緒でさ、みんなで食事したんだ。いやー、楽しかったなあ。野中さんは彩乃さんとラブラブだし、恵真も佐倉さんと仲良さそうで」
…は?とこずえが怪訝そうに言うが、伊沢は気にならなかったらしく話を続ける。
「それでな、俺、野中さんと彩乃さんの披露宴で司会する事になったんだよ。あー、緊張するなあ。上手く出来るかなー?職場の先輩や上司だって来るだろうし。でもお二人の為に頑張らなきゃな!」
しばし沈黙が広がる。
「もしもし、こずえ?聞いてる?」
「聞いてる。っていうか、呆れてる」
「へ?なんで?」
するとこずえは、はあーと大きくため息をついた。