Good day ! 2
朝日が射し込む中、ん…と恵真が身じろぎして、ゆっくりと目を開ける。

ぼんやりとした視線で見つめられ、大和はにっこり微笑んだ。

「おはよう、恵真」

途端に恵真は目をぱちくりさせる。

「や、大和さん?!いつから起きて…」
「ん?少し前かな」

しれっと嘘をつくと、恵真は慌てふためいた。

「やだ!起こしてくれれば良かったのに」
「どうして?まだアラーム鳴る前だよ」
「だって、寝顔見られるなんて。たとえ少しでも恥ずかしくて」

そう言うと恵真は布団の中に潜り込んだ。

「こら、恵真。どこに逃げるの?おはようのキスもまだなのに」
「キ…?!」

恵真はますます布団の奥深くに逃げる。

「恵真!もう、子どもみたいだな」

大和は笑って自分も布団に潜り込んだ。
手探りで恵真の頭を抱き寄せる。

「これなら恥ずかしくないだろ?」

暗がりの中、大和は恵真に優しく口づけた。
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