Good day ! 2
第十四章 結婚披露宴
「わー、なんて素敵な招待状。ね?大和さん」
ポストに届いた野中と彩乃の結婚披露宴の招待状を、恵真は嬉しそうに掲げてみせる。
「きれいなデザイン。ふふ、楽しみだなあ」
招待状に書かれている披露宴の日時は、
11月22日の水曜日。
午前11時〜午後2時まで。
会場は、恵真が彩乃に薦めた空港ターミナルビル最上階の、あのバンケットホールだった。
その日は既に恵真と大和、そして伊沢のオフは確約されていて、その他のパイロットも出来るだけ披露宴に顔を出せるようにと、スケジューラーが必死にあれこれ考えてくれていた。
「考えてみたら、私、誰かの結婚披露宴に出席するなんて初めてかも」
「そうなの?」
「うん。いつも仕事で行けなくて。だから本当に楽しみ…。あっ!」
急に何かを思い出したように口元を押さえる恵真に、大和は、どうしたの?と尋ねる。
「私、披露宴に来ていけそうな服、持ってなくて」
「なんだ。それなら、今度一緒に買いに行こう」
「ほんと?いいの?!」
「もちろん。せっかくだから、俺も新調しようかな」
「うわー、嬉しい!」
恵真は、楽しみで仕方ないとばかりに小さく跳ねて喜ぶ。
(可愛いなあ。背中に羽でも付いてそう)
そんな事を考える自分もおかしくて、大和はふっと笑みを漏らした。
ポストに届いた野中と彩乃の結婚披露宴の招待状を、恵真は嬉しそうに掲げてみせる。
「きれいなデザイン。ふふ、楽しみだなあ」
招待状に書かれている披露宴の日時は、
11月22日の水曜日。
午前11時〜午後2時まで。
会場は、恵真が彩乃に薦めた空港ターミナルビル最上階の、あのバンケットホールだった。
その日は既に恵真と大和、そして伊沢のオフは確約されていて、その他のパイロットも出来るだけ披露宴に顔を出せるようにと、スケジューラーが必死にあれこれ考えてくれていた。
「考えてみたら、私、誰かの結婚披露宴に出席するなんて初めてかも」
「そうなの?」
「うん。いつも仕事で行けなくて。だから本当に楽しみ…。あっ!」
急に何かを思い出したように口元を押さえる恵真に、大和は、どうしたの?と尋ねる。
「私、披露宴に来ていけそうな服、持ってなくて」
「なんだ。それなら、今度一緒に買いに行こう」
「ほんと?いいの?!」
「もちろん。せっかくだから、俺も新調しようかな」
「うわー、嬉しい!」
恵真は、楽しみで仕方ないとばかりに小さく跳ねて喜ぶ。
(可愛いなあ。背中に羽でも付いてそう)
そんな事を考える自分もおかしくて、大和はふっと笑みを漏らした。