Good day ! 2
「うーん、どれがいいかな?」
恵真がオフの日、夕方に仕事が終わる大和と待ち合わせて、二人で披露宴に着て行く服を選びに来た。
ファーマルな衣装を揃えたブティックで、数々の衣装を前に恵真は真剣に悩んでいた。
「これとかどうですか?」
黒いシックなロングワンピースを手にして、大和に聞いてみる。
「んー、それもいいけど。せっかくだから、いつもとは違った雰囲気の恵真が見たいな」
「いつもと違うって?」
「パイロットの制服のイメージじゃなくて、女の子っぽい雰囲気の恵真」
「そ、それは難しいかも?中身は変わらない訳だし…」
恵真が戸惑うと、大和は少し考えてから恵真に提案する。
「じゃあ俺に選ばせて」
「ええ?!」
「いいでしょ?ほら、俺も恵真とお揃いのコーディネートにしたいからさ」
「いいですけど…。あの、私に似合うかどうかは保証出来ませんよ?」
「大丈夫だって!」
そう言って大和は、嬉しそうにスタッフと話をしながら選んでいく。
「恵真、着替えてきて」
「え?はい」
いつの間に選んだのだろう、と不思議に思いながら、恵真はスタッフのあとをついて行く。
2階のフィッティングルームに案内され、どうぞ、とスタッフに見せられたのは、ラベンダーカラーの上品なドレスだった。
「わあ、なんて素敵…」
胸元はハートシェイプでデコルテがきれいに見え、ふんわりとしたシルエットの膝丈のスカートは、張りのある生地の上にオーガンジーが重ねてあった。
早速試着すると着心地も良く、なんだか別世界にいるような気持ちになる。
「まあ!とってもお似合いですよ」
「あ、ありがとうございます」
お世辞に違いないが、恵真は素直に受け取ってスタッフにお礼を言う。
「よろしければこちらもどうぞ。お揃いのボレロなんです」
「え、可愛い!今の季節にはちょうどいいですね」
髪も軽くアップに整えてくれ、ヒールの高いストラップシューズも持って来てくれた。
「さあ、では1階へ。お連れ様もお着替え終わりましたよ」
え、大和さんも?と、恵真は楽しみになる。
恵真がオフの日、夕方に仕事が終わる大和と待ち合わせて、二人で披露宴に着て行く服を選びに来た。
ファーマルな衣装を揃えたブティックで、数々の衣装を前に恵真は真剣に悩んでいた。
「これとかどうですか?」
黒いシックなロングワンピースを手にして、大和に聞いてみる。
「んー、それもいいけど。せっかくだから、いつもとは違った雰囲気の恵真が見たいな」
「いつもと違うって?」
「パイロットの制服のイメージじゃなくて、女の子っぽい雰囲気の恵真」
「そ、それは難しいかも?中身は変わらない訳だし…」
恵真が戸惑うと、大和は少し考えてから恵真に提案する。
「じゃあ俺に選ばせて」
「ええ?!」
「いいでしょ?ほら、俺も恵真とお揃いのコーディネートにしたいからさ」
「いいですけど…。あの、私に似合うかどうかは保証出来ませんよ?」
「大丈夫だって!」
そう言って大和は、嬉しそうにスタッフと話をしながら選んでいく。
「恵真、着替えてきて」
「え?はい」
いつの間に選んだのだろう、と不思議に思いながら、恵真はスタッフのあとをついて行く。
2階のフィッティングルームに案内され、どうぞ、とスタッフに見せられたのは、ラベンダーカラーの上品なドレスだった。
「わあ、なんて素敵…」
胸元はハートシェイプでデコルテがきれいに見え、ふんわりとしたシルエットの膝丈のスカートは、張りのある生地の上にオーガンジーが重ねてあった。
早速試着すると着心地も良く、なんだか別世界にいるような気持ちになる。
「まあ!とってもお似合いですよ」
「あ、ありがとうございます」
お世辞に違いないが、恵真は素直に受け取ってスタッフにお礼を言う。
「よろしければこちらもどうぞ。お揃いのボレロなんです」
「え、可愛い!今の季節にはちょうどいいですね」
髪も軽くアップに整えてくれ、ヒールの高いストラップシューズも持って来てくれた。
「さあ、では1階へ。お連れ様もお着替え終わりましたよ」
え、大和さんも?と、恵真は楽しみになる。