クールな上司は捜し人〜甘愛を運ぶ幼き想い出
「碧・・・大丈夫か?」
「はい・・・幸せの方がいっぱいで・・・」
「俺もだよ・・・」
色気混じりの目で見つめられて、恥ずかしくて目を伏せた。
「碧・・・目を開けて」
その言葉に時東さんを見つめると、優しく微笑んでいる。
「碧を愛する俺を、目に焼き付けて欲しいんだ」
初めて愛される時間は、甘くて優しい愛に満ち溢れていた。
「碧がキーホルダーを大切にしてくれたお陰だな。2人を繋いでくれたんだから」
愛の痛みを残しながら、余韻に浸る私を抱きしめる温もりに、幸せを噛み締めていた。
「お母さんは、今どうされているんですか?」
「さぁ。俺が小学生の時、税理士事務所を起ち上げたばかりの父は、忙しくてね。母は寂しくて、事務所の税理士と浮気をした。それで、母親の方から出て行ったよ」
「すみません。余計な事聞いて」
そんな悲しい過去があったなんて・・・
「寂しい時に、私は遊んで貰っていたんですね」
「家に居たく無くてね。碧達と遊ぶ事で、俺は救われていたんだと思う」
「そうでしたか・・・」
「学生時代は、忙しい父は殆ど家に居なかったからな・・・結構、好き勝手してたよ」
もしかして、その環境が、クールな時東さんを生み出したのかも・・・
「あの頃と同じで、碧の笑顔は、俺の心を温かくする。一生懸命で、楽しそうに笑って」
頭を撫でながら、私を見つめる。
「好きだよ、碧」
「私もです。時東さん・・・」
包み込むように抱きしめられて、胸の鼓動を肌で感じた。
「はい・・・幸せの方がいっぱいで・・・」
「俺もだよ・・・」
色気混じりの目で見つめられて、恥ずかしくて目を伏せた。
「碧・・・目を開けて」
その言葉に時東さんを見つめると、優しく微笑んでいる。
「碧を愛する俺を、目に焼き付けて欲しいんだ」
初めて愛される時間は、甘くて優しい愛に満ち溢れていた。
「碧がキーホルダーを大切にしてくれたお陰だな。2人を繋いでくれたんだから」
愛の痛みを残しながら、余韻に浸る私を抱きしめる温もりに、幸せを噛み締めていた。
「お母さんは、今どうされているんですか?」
「さぁ。俺が小学生の時、税理士事務所を起ち上げたばかりの父は、忙しくてね。母は寂しくて、事務所の税理士と浮気をした。それで、母親の方から出て行ったよ」
「すみません。余計な事聞いて」
そんな悲しい過去があったなんて・・・
「寂しい時に、私は遊んで貰っていたんですね」
「家に居たく無くてね。碧達と遊ぶ事で、俺は救われていたんだと思う」
「そうでしたか・・・」
「学生時代は、忙しい父は殆ど家に居なかったからな・・・結構、好き勝手してたよ」
もしかして、その環境が、クールな時東さんを生み出したのかも・・・
「あの頃と同じで、碧の笑顔は、俺の心を温かくする。一生懸命で、楽しそうに笑って」
頭を撫でながら、私を見つめる。
「好きだよ、碧」
「私もです。時東さん・・・」
包み込むように抱きしめられて、胸の鼓動を肌で感じた。