クールな上司は捜し人〜甘愛を運ぶ幼き想い出
夕食を済ませ、ベッドで横になると、広大さんは私を見つめながら、頭を撫でていた。
「明日イブなのに、ゆっくり過ごせなくてごめん」
「いえ、今日広大さんと一緒にケーキを食べただけでも、幸せです」
「それならいいんだけど」
優しく微笑む広大さん。
こんな素敵な休日を過ごせるなんて、夢のようだよ。

「明日は、事務所行く前に送るよ。昨日から、初めてのことばかりで、疲れただろう。ゆっくり寝ろよ」
「嬉しかったですから。疲れなんて全く・・・」
昨日の夜のことを思い出して、恥ずかしくて顔が熱くなった。
「・・・碧は俺に火を付けるのが上手いな」
「そ、そんなつもりでは・・・」
「俺も初めてのことばかりで、嬉しいよ」

私の頭を撫でていた優しい手が、滑り落ちるように体を這う。
まだ肌をさらすのも恥ずかしいのに、体は勝手に反応して広大さんを求めている・・・
「早く俺の体に慣れないとな。これからは、仕事以外のことも教えていくよ」
会社ではクールな広大さんに、熱烈に愛されて、日付が変わり、最高のイブを迎えた。
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