クールな上司は捜し人〜甘愛を運ぶ幼き想い出
「お疲れ様、碧」
「お仕事、忙しそうですね」
「あぁ、今日も忙しくて、ようやく今終わったんだ」
桜子さんに、抱きしめられているところを、見られてた、なんて知ったら、びっくりするよね。
「・・・広大さん。私と別れて欲しいんです」
「えっ、どういう事だ?何?急に」
「私、他に好きな人が出来たから」
「それ、本気で言ってる?」
「は、はい。だから、すみません。今までありがとうございました。じゃあ・・・」
それ以上は、泣き崩れて言葉が出なくなるから、直ぐに切った。
ベッドの上で、止まっては動き出す、携帯の振動音が続く中、私は泣き崩れた。
もう朝か・・・。
あのままずっと泣いていて、疲れ果てて寝てしまったんだ。
「どうしてだ?」「話がしたい」メールが何件も入ってる。
12時過ぎからはもう着信は無かった。
もう、これで終わりなんだ。
そう思いながら顔を洗おうと、洗面台で鏡を見た。
「わぁ!目が腫れてる!」
慌てて泣きはらした目を冷やして、それでもまだ腫れぼったい目をしたまま、その日は出勤した。
「おはよう。昨日どう・・・どうしたの!?その目」
北川さんが私の泣きはらした目を見て、びっくりしていた。
「寝る前に映画を見たら、涙が止まらなくて・・・冷やしながら仕事しないとですね」
私が照れ笑いすると、
「良かった。何かあったかと思うじゃない」
北川さんが心配そうにしていた
また落ち着いた時に、北川さんに真実を話そう。今は普通に話せない。
「すみません、心配掛けちゃって」
席に向かうと、大倉さんと目が合った。
「おはようございます」
挨拶をして、目線を外して席に座った。
「お仕事、忙しそうですね」
「あぁ、今日も忙しくて、ようやく今終わったんだ」
桜子さんに、抱きしめられているところを、見られてた、なんて知ったら、びっくりするよね。
「・・・広大さん。私と別れて欲しいんです」
「えっ、どういう事だ?何?急に」
「私、他に好きな人が出来たから」
「それ、本気で言ってる?」
「は、はい。だから、すみません。今までありがとうございました。じゃあ・・・」
それ以上は、泣き崩れて言葉が出なくなるから、直ぐに切った。
ベッドの上で、止まっては動き出す、携帯の振動音が続く中、私は泣き崩れた。
もう朝か・・・。
あのままずっと泣いていて、疲れ果てて寝てしまったんだ。
「どうしてだ?」「話がしたい」メールが何件も入ってる。
12時過ぎからはもう着信は無かった。
もう、これで終わりなんだ。
そう思いながら顔を洗おうと、洗面台で鏡を見た。
「わぁ!目が腫れてる!」
慌てて泣きはらした目を冷やして、それでもまだ腫れぼったい目をしたまま、その日は出勤した。
「おはよう。昨日どう・・・どうしたの!?その目」
北川さんが私の泣きはらした目を見て、びっくりしていた。
「寝る前に映画を見たら、涙が止まらなくて・・・冷やしながら仕事しないとですね」
私が照れ笑いすると、
「良かった。何かあったかと思うじゃない」
北川さんが心配そうにしていた
また落ち着いた時に、北川さんに真実を話そう。今は普通に話せない。
「すみません、心配掛けちゃって」
席に向かうと、大倉さんと目が合った。
「おはようございます」
挨拶をして、目線を外して席に座った。