悪役令嬢モノの悪役ヒロインに転生してしまった(嘘だと言って!)
奇跡の少女が二人
いざ、教会へ
2時間ほど馬車に揺られていると、大きな高い塔が見えてくる。
「着いたぞ。足元に気をつけて、馬車から降りなさい。」
馬車から降りて、周りを見渡すと、大勢の人が教会に入っていくのが見えた。
「人、多いね…」
「貴族や王族だけでなく、平民も沢山来ているからな。」とお兄ちゃんが答える。
「どんな属性だとわかっても、私達の態度は変わらなから、安心して鑑定を受けなさいね。」
その言葉に少し安心して、10歳の子どもたちが座っている椅子の方に向かい、指定された席に座った。
「レティーシア・フレンツ!」
名前を呼ばれ、緊張しながら司祭のところへ向かう。
「その水晶玉に、両手をかざしなさい。」
そこには、半径5センチほどの透明の水晶玉と、大きなスクリーンのようなものが設置されていた。
恐らく、手をかざすことで水晶玉が光り、その色によってどんな属性があるかがわかり、スクリーンには属性の名前が映し出されるのだろう。
確か、ヒロインの属性は光と水と聖属性だったはず。
そう思って手をかざしてみた。
突然。水晶玉がとても眩しく、七色の光を上げた。火属性は赤、大地属性は橙、電気属性は黃、水属性は青、光属性は白、闇属性は紫色、そして聖属性は緑色に光る。
「なんと!?まさか全属性を持つ子供が現れるとは!」と司祭。
「何だと?!何千年以来のことだぞ!?」
「しかも男爵令嬢だぞ!?」
「なにかの間違いなのでは!?」
ざわざわと周りが騒ぐ。
その時。「静粛に!直ちに次の鑑定をしなさい。」と、この国の一番偉い人である国王様が言葉を放つ。
その言葉で静まり返り、私はもとの席に戻り、鑑定式が再開された。
全属性を持っているのは、転生チートかな?
そう思いながら前を向いていると。
再び水晶玉が七色に光り、スクリーンに全属性の名前が映し出された。
きれい…。そう思っていると、また周りが騒ぎ出す。
「二人目だと…!」
「奇跡だ…」
そんな声が、周りから聞こえてくる。そして、その全属性を持ったもうひとりは、"みなティー"で火属性と光属性を持っているはずの、悪役令嬢、マリア・スカーレットだった…
再び国王様の声により再開され、いろいろな人が結果に一喜一憂しながら席について行った。
「着いたぞ。足元に気をつけて、馬車から降りなさい。」
馬車から降りて、周りを見渡すと、大勢の人が教会に入っていくのが見えた。
「人、多いね…」
「貴族や王族だけでなく、平民も沢山来ているからな。」とお兄ちゃんが答える。
「どんな属性だとわかっても、私達の態度は変わらなから、安心して鑑定を受けなさいね。」
その言葉に少し安心して、10歳の子どもたちが座っている椅子の方に向かい、指定された席に座った。
「レティーシア・フレンツ!」
名前を呼ばれ、緊張しながら司祭のところへ向かう。
「その水晶玉に、両手をかざしなさい。」
そこには、半径5センチほどの透明の水晶玉と、大きなスクリーンのようなものが設置されていた。
恐らく、手をかざすことで水晶玉が光り、その色によってどんな属性があるかがわかり、スクリーンには属性の名前が映し出されるのだろう。
確か、ヒロインの属性は光と水と聖属性だったはず。
そう思って手をかざしてみた。
突然。水晶玉がとても眩しく、七色の光を上げた。火属性は赤、大地属性は橙、電気属性は黃、水属性は青、光属性は白、闇属性は紫色、そして聖属性は緑色に光る。
「なんと!?まさか全属性を持つ子供が現れるとは!」と司祭。
「何だと?!何千年以来のことだぞ!?」
「しかも男爵令嬢だぞ!?」
「なにかの間違いなのでは!?」
ざわざわと周りが騒ぐ。
その時。「静粛に!直ちに次の鑑定をしなさい。」と、この国の一番偉い人である国王様が言葉を放つ。
その言葉で静まり返り、私はもとの席に戻り、鑑定式が再開された。
全属性を持っているのは、転生チートかな?
そう思いながら前を向いていると。
再び水晶玉が七色に光り、スクリーンに全属性の名前が映し出された。
きれい…。そう思っていると、また周りが騒ぎ出す。
「二人目だと…!」
「奇跡だ…」
そんな声が、周りから聞こえてくる。そして、その全属性を持ったもうひとりは、"みなティー"で火属性と光属性を持っているはずの、悪役令嬢、マリア・スカーレットだった…
再び国王様の声により再開され、いろいろな人が結果に一喜一憂しながら席について行った。