悪役令嬢モノの悪役ヒロインに転生してしまった(嘘だと言って!)
 しかし、8歳になったとき、どうしても回避できない、第1王子とのお見合いイベが起こる。

 が、第一王子である彼は根っからの俺様気質。

 私にあった途端ブスだの平民臭いだの様々な暴言をはかれ、怒った私のお父様が『こんな私の愛娘の価値もわからぬものには嫁がせられぬ!』と言い、婚約は破棄に。
 
 『不敬だ!』と捕らえられることもなく、とても安心した。

 ストーリーにはなかった展開だが、そこから家族の仲は深まり、私も『別にいっか。』と思っていた。
 
 そして10歳の誕生日を迎えた私は、魔力鑑定のため教会に向かう。しかし、そこでは"みなティー"とは違うストーリーが繰り広げられていた。

 ヒロインであるレティーシアの属性や私の属性が全属性だった。

 私の役目であるはずのヒロインを罵倒するシーンが、何故かヒロインのサポートキャラクターであるはずの伯爵令嬢、オリビア・ハールデンによって行われていたりしたのだのだ。
 
 レティーシアが階段から落とされそうになったとき、思わず日本語で【危ない!】といい、魔法を使って助けだした。

 すると、お礼を言われ、友達になりたいと言われた。

 "みなティー"とは違う展開に、レティーシアも転生者なのかもしれない、とドキドキしながら承諾した。
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