悪役令嬢モノの悪役ヒロインに転生してしまった(嘘だと言って!)
転生に気づいた朝
目覚めたら
「レティ、レーティ」
もう、うるさいなー
昨日スマホ見すぎて寝不足だから、まだ寝かせてよ…
「レティーシア!!!起きなさい!!!」
「ひゃいい!!」
急に耳元で叫ばれたため、驚いて飛び起きる。
「良かった、起きたわね。昨日は階段から落ちて、気絶しちゃって、大変だったんだから。
もし体調が良さそうなら、今日は…レティ、どうしたの?」
眼の前で私を覗いていた人は、私がぼーっと見つめているため、不安そうにしている。
でも、だって…
「あなた、誰ですか?」
「嘘でしょ?!記憶喪失になっちゃったの?覚えてない?あなたのお母さんよ!」
そこで昨日のことを思い出し、と同時に激しい頭痛が私を襲う。
心配そうにのぞき込む女性。恐らく30歳以上で、"前のお母さん"よりも10歳ほど若い。
「ごめん、変な夢見ちゃって混乱してた。おはよう、お母さん。今日は、私の魔力鑑定があるんだよね?早く準備しなきゃ!」
「良かった、覚えてた…早く支度して、食卓に来るのよ!あなた丸1日ご飯食べてないんだから。」
「そんなに寝てたの?!通りでお腹が空くわけだ。早く支度してみんなのとこ行くね!」
「そう、じゃあ先に行ってるわよ。あなたも早く来なさいね!」
パタン、と音がして扉が閉まる。それを確かめ、すばやく枕を口にあてる。
「まさかの異世界転生だとぉ?!!」
そう、私は転生してしまっていたのである。どうやら、昨日階段で落ち、頭を打ったことによって前世の記憶を思い出したようだ。
しかも、この世界は、前世で仲の良かった友達から熱烈にすすめられたたゲーム、"みんなの願いと紅茶姫"の世界観と一致していた。つまり…
「私、ヒロインじゃん…」
なぜ、へこたれなければいけないのか。それは…
「レティー!!急ぎなさい!!」
やばい、急がなきゃ。
「今行く!!」
部屋を出るときにちらりと鏡を確認し、やっぱり、レティーシアに転生してる…と落ち込みながら、家族のいる食卓に向かった。
もう、うるさいなー
昨日スマホ見すぎて寝不足だから、まだ寝かせてよ…
「レティーシア!!!起きなさい!!!」
「ひゃいい!!」
急に耳元で叫ばれたため、驚いて飛び起きる。
「良かった、起きたわね。昨日は階段から落ちて、気絶しちゃって、大変だったんだから。
もし体調が良さそうなら、今日は…レティ、どうしたの?」
眼の前で私を覗いていた人は、私がぼーっと見つめているため、不安そうにしている。
でも、だって…
「あなた、誰ですか?」
「嘘でしょ?!記憶喪失になっちゃったの?覚えてない?あなたのお母さんよ!」
そこで昨日のことを思い出し、と同時に激しい頭痛が私を襲う。
心配そうにのぞき込む女性。恐らく30歳以上で、"前のお母さん"よりも10歳ほど若い。
「ごめん、変な夢見ちゃって混乱してた。おはよう、お母さん。今日は、私の魔力鑑定があるんだよね?早く準備しなきゃ!」
「良かった、覚えてた…早く支度して、食卓に来るのよ!あなた丸1日ご飯食べてないんだから。」
「そんなに寝てたの?!通りでお腹が空くわけだ。早く支度してみんなのとこ行くね!」
「そう、じゃあ先に行ってるわよ。あなたも早く来なさいね!」
パタン、と音がして扉が閉まる。それを確かめ、すばやく枕を口にあてる。
「まさかの異世界転生だとぉ?!!」
そう、私は転生してしまっていたのである。どうやら、昨日階段で落ち、頭を打ったことによって前世の記憶を思い出したようだ。
しかも、この世界は、前世で仲の良かった友達から熱烈にすすめられたたゲーム、"みんなの願いと紅茶姫"の世界観と一致していた。つまり…
「私、ヒロインじゃん…」
なぜ、へこたれなければいけないのか。それは…
「レティー!!急ぎなさい!!」
やばい、急がなきゃ。
「今行く!!」
部屋を出るときにちらりと鏡を確認し、やっぱり、レティーシアに転生してる…と落ち込みながら、家族のいる食卓に向かった。