悪役令嬢モノの悪役ヒロインに転生してしまった(嘘だと言って!)

断罪

「先生!そこの生徒はわざと魔法を使い、私を魔法でびしょ濡れにしました!この学校では、許可なく攻撃魔法を使うことは禁止されていたはずです!こんなものは、退学にしたほうがいいのではないですか?!」

 はぁ?そっちが最初にやってきたくせに。それに、私はそこまで危険がないように水魔法を使ったけれど、そっちはめっちゃ危険な火魔法を使ってきたよね?それも、先生に止められなければ2回も。(私が煽らなければよかっただけかもしれないけれど、ムカついたし。)

 そう思って反論しようとすると、先生に片手で制止される。

「ああ、そういえばそうでしたね。」

 そういった先生は、魔法でオリビアを乾かしてやる。
 
 あれ、先生の雰囲気がまた怖くなって来ているような…?

「ありがとうございます!それで、先程の件は…?」

「はぁい、警備さん来てくださ〜い!」

 オリビアが影で私を見て嫌な笑みを浮かべているが、しかし。

「そこのオリビア・スカーレットさんを捕まえてくださ〜い!」
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