悪役令嬢モノの悪役ヒロインに転生してしまった（嘘だと言って！）

カフェテリアde恋バナ

攻略対象、ねぇ…

　私達は、普段の生活の中で更に色々な魔法や知識などを身に着けていった。

　最初の頃はオリビアをはじめとした私よりも高い身分の令嬢からの嫌がらせがあったが、公爵令嬢であるマリーが助けてくれたり、私がオリビアに反撃して結果先生に咎められたため、次第に収まっていった。

　しかし、その際に『じゃじゃ馬令嬢』というあだ名がついてしまったため、少し周りから遠巻きにされてしまっている。
　
　ある日のランチタイム。

　私達の学校では、主にカフェテリアで昼食を食べている。

【ねぇねぇ、愛ちゃん。】

【ん、なぁに？】

　私達は、周りに聞かれたらヤバい話、例えば前世の話をするときなどは日本語で話している。

　不思議なことに、日本語で話していると、周りの人からは黙っているようにしか見えないらしい。

　つまり、会話を聞かれることがない上に、変な言葉を話している！と思われたりもしないのだ。