悪役令嬢モノの悪役ヒロインに転生してしまった(嘘だと言って!)
精霊召喚の場で
からかうのは楽しい。けど、ほどほどに、周りを見て。
月日は流れ、夏休みの少し前の授業。一年生全員が校庭に集まり、あることを今か今かと待ち望んでいた。
「やっとこの日が来たね!」
「私(僕)の精霊は何になるんだろう‼」
そう、今日は待ちに待った精霊召喚の授業なのだ。
精霊。ファンタジーには必ずと言っていいほどの存在である。それを召喚できるのは、前世でファンタジーものを好んで読んでいた私にとって、とても楽しみ。まぁ、私たちのクラスはA~Fの中のFで、かなり時間がかかるけど。
「マリー、私たち、どんな精霊を召喚できるんだろうね!」
「そうねぇ…もしかしたら案外力のないものだったり?ほら、漫画でもそういうのあるじゃない。」
「もぉ、縁起の悪いこと言わないでよ。」
「そうそう、君たちは聖女候補。行ってしまったことが現実になってしまうこともあるだろう?」
「「クロード殿下!?」」
私たちが話しているところに割り込んできたのは、この国で第2王子をしているクロード殿下もとい、まーにいだった。
「ん、なにを驚いているんだい?私は君たちと同じ学年。そして、私は有力な聖女候補である君たちの精霊召喚に立ち会うという仕事がある。」
「そ、そうなんですか…」
という、白々しい弁明をするが…
「そんなこと言って~。ただ奥さんと会いたかっただけでしょ~!」
「な!?」
すすっと彼に近寄りそっとつぶやけば、案の定焦ってる焦ってる!
「やっとこの日が来たね!」
「私(僕)の精霊は何になるんだろう‼」
そう、今日は待ちに待った精霊召喚の授業なのだ。
精霊。ファンタジーには必ずと言っていいほどの存在である。それを召喚できるのは、前世でファンタジーものを好んで読んでいた私にとって、とても楽しみ。まぁ、私たちのクラスはA~Fの中のFで、かなり時間がかかるけど。
「マリー、私たち、どんな精霊を召喚できるんだろうね!」
「そうねぇ…もしかしたら案外力のないものだったり?ほら、漫画でもそういうのあるじゃない。」
「もぉ、縁起の悪いこと言わないでよ。」
「そうそう、君たちは聖女候補。行ってしまったことが現実になってしまうこともあるだろう?」
「「クロード殿下!?」」
私たちが話しているところに割り込んできたのは、この国で第2王子をしているクロード殿下もとい、まーにいだった。
「ん、なにを驚いているんだい?私は君たちと同じ学年。そして、私は有力な聖女候補である君たちの精霊召喚に立ち会うという仕事がある。」
「そ、そうなんですか…」
という、白々しい弁明をするが…
「そんなこと言って~。ただ奥さんと会いたかっただけでしょ~!」
「な!?」
すすっと彼に近寄りそっとつぶやけば、案の定焦ってる焦ってる!