ラブ・ジェネレーション
ぶっきらぼうに放ったいつもの翔琉の一言だけど、
ちょっと待って、思わず箸を置いて考え込んでしまう、
そして、よくよく考えたら、
北海道旅行も、見上げる満点の星空も、大自然の中で眠りたいことも、そしてバーベキューも、
みんな高校生の私がしたかった夢であることに気づいた、
「結衣?」
「憶えてたんだ、私の夢、、」
「結衣の事ならなんでも知ってるよ」
ニンマリ笑った優しい言い方に、嬉しくて泣いちゃった、、
「ごめんね、翔琉」
私の夢を一生懸命叶えてくれてたのに、それに気付かないで不機嫌だった馬鹿な私、
泣き顔の私の髪を優しく撫でて、翔琉はいつものセリフを口にした、
「結衣、代わりにキスしていい?」
「ばーか、一回だけだからね、、」
「今夜、、抱いていい?」
「う、うん、、一回だけね」