【電子書籍化】婚約13年目ですが、いまだに愛されていません~愛されたい王女と愛さないように必死な次期公爵~
今のシュトラウスが、フレデリカのためにできることの1つとして、アルフレドとルーナの仲を応援することが挙げられる。
フレデリカは、二人が婚約することを望んでいる。
ルーナは隣国の姫で、王女暗殺計画の首謀者の元婚約者だ。
彼女に厳しい目を向ける者もいるが、自分の身を危険に晒してでもフレデリカを守ろうとした姿勢が評価され、王子との婚約を前向きに考える者が多い。
シュトラウスも、彼女の働きと、フレデリカとの友情について、リエルタの重鎮たちに語った。
ルーナの母国であるハリバロフにとっても、自国の姫を差し出した相手が、友好国の王女を暗殺しようとしたなんて、とんでもないことだったようで。
ルーナとの婚約を望むならそれでいいと、リエルタの要求を全面的に受け入れる姿勢だ。
少し時間はかかるかもしれないが、アルフレドとルーナの婚約は、実現するだろう。
フレデリカに、大きな望みが他にもあるとしたら、イヴェルクとの戦争回避も挙げられる。
現時点では、王女暗殺計画はイヴェルク王国の公爵家次期当主・テネブラエの独断であると考えられているが、国との繋がりはないと証明されたわけではない。
国は関係がないと示すこと、テネブラエに相応の処罰を与えること。
少なくとも、この2つがクリアされなければ、リエルタとイヴェルクの関係は急激に悪化し、開戦に向かうことも考えられる。
もちろん、リエルタだって争いたいわけではない。
けれど、結婚式で王女が狙われたのだ。
国として、きっちりとけじめをつける必要があった。
フレデリカは、二人が婚約することを望んでいる。
ルーナは隣国の姫で、王女暗殺計画の首謀者の元婚約者だ。
彼女に厳しい目を向ける者もいるが、自分の身を危険に晒してでもフレデリカを守ろうとした姿勢が評価され、王子との婚約を前向きに考える者が多い。
シュトラウスも、彼女の働きと、フレデリカとの友情について、リエルタの重鎮たちに語った。
ルーナの母国であるハリバロフにとっても、自国の姫を差し出した相手が、友好国の王女を暗殺しようとしたなんて、とんでもないことだったようで。
ルーナとの婚約を望むならそれでいいと、リエルタの要求を全面的に受け入れる姿勢だ。
少し時間はかかるかもしれないが、アルフレドとルーナの婚約は、実現するだろう。
フレデリカに、大きな望みが他にもあるとしたら、イヴェルクとの戦争回避も挙げられる。
現時点では、王女暗殺計画はイヴェルク王国の公爵家次期当主・テネブラエの独断であると考えられているが、国との繋がりはないと証明されたわけではない。
国は関係がないと示すこと、テネブラエに相応の処罰を与えること。
少なくとも、この2つがクリアされなければ、リエルタとイヴェルクの関係は急激に悪化し、開戦に向かうことも考えられる。
もちろん、リエルタだって争いたいわけではない。
けれど、結婚式で王女が狙われたのだ。
国として、きっちりとけじめをつける必要があった。