怖い部屋-やってはいけないことリスト-
コテージ
電車の窓から見る景色は次第に建物が少なくなってきて、田畑が増えてきていた。
「もうそろそろ到着だね」
目を輝かせて呟いたのは璃宮中学校2年生の根本亜希だった。
亜希の隣には双子の兄である和也が座っていて、2人の頭上にある荷物棚には大きなキャリーバッグが二人分乗っかっていた。
この冬休み中にふたりは友人の親戚が軽々しているコテージに宿泊して、スキーを楽しむことになっていたのだ。
といっても、その友人である透子の姿はこの電車内にはない。
透子だけは家の用事があるらしくて、1日遅れて現地でふたりと合流することになっていた。
それなら元々1日遅く来れば3人で行動できたのだけれど、透子から『スキーだけじゃなくて、コテージも十分楽しいから』と言われ、特に用事もなかったふたりは押し切られるかたちで1日先に宿泊施設へ向かうことになったのだった。
「それにしても田舎だなぁ」
和也が少し不安そうな表情を顔似浮かべて呟いた。
普段都心で暮らしている和也たちにとっては近くに飲食店やコンビニ、大型デパートがあるのが当たり前だった。
こんな田舎に泊まって、夜中お腹が好いたり体調が悪くなったりしたらどうするのだろうと、不安になってしまう。
「もうそろそろ到着だね」
目を輝かせて呟いたのは璃宮中学校2年生の根本亜希だった。
亜希の隣には双子の兄である和也が座っていて、2人の頭上にある荷物棚には大きなキャリーバッグが二人分乗っかっていた。
この冬休み中にふたりは友人の親戚が軽々しているコテージに宿泊して、スキーを楽しむことになっていたのだ。
といっても、その友人である透子の姿はこの電車内にはない。
透子だけは家の用事があるらしくて、1日遅れて現地でふたりと合流することになっていた。
それなら元々1日遅く来れば3人で行動できたのだけれど、透子から『スキーだけじゃなくて、コテージも十分楽しいから』と言われ、特に用事もなかったふたりは押し切られるかたちで1日先に宿泊施設へ向かうことになったのだった。
「それにしても田舎だなぁ」
和也が少し不安そうな表情を顔似浮かべて呟いた。
普段都心で暮らしている和也たちにとっては近くに飲食店やコンビニ、大型デパートがあるのが当たり前だった。
こんな田舎に泊まって、夜中お腹が好いたり体調が悪くなったりしたらどうするのだろうと、不安になってしまう。
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