怖い部屋-やってはいけないことリスト-
そんな単純なことが頭から抜け落ちてしまい、気がつけば純は良子につかみかかっていた。
「なにするの!?」
掴みかかられ、ふたりして床に転がる。
若菜の泣き声が部屋の中に響く。
良子は必死に純から離れようとしたけれど、その体はビクともしなかった。
「お姉さんはいつもそうだった。自分意見ばかりが正しくて、私の意見は聞き入れてくれなかった!」
子供の頃、休みの日にどこか行くとなると必ず良子の行きたい場所に決まった。
たまに純がどこかへ行きたいと言っても、良子が嫌だと言えば連れて行ってもらえなかった。
きっと、良子は世渡り上手だったんだ。
そして純は少し下手だった。
きっと、それだけのこと。
だけど積もり積もった鬱憤はここに来て一気に噴出した。
掴みかかり、爪で引っかき、泣きながら攻撃を繰り返す。
「やめて!」
良子は自分の顔を両腕でガードして何度も叫んだ。
それでもやめない。
やめられなかった。
1度吹き出した気持ちは抑えることができない。
若菜がすぐ近くで泣いていたけれど、それすらも見えなくなってしまっていた。
そして純は、ついに包丁を持ち出したのだ。
「なにするの!?」
掴みかかられ、ふたりして床に転がる。
若菜の泣き声が部屋の中に響く。
良子は必死に純から離れようとしたけれど、その体はビクともしなかった。
「お姉さんはいつもそうだった。自分意見ばかりが正しくて、私の意見は聞き入れてくれなかった!」
子供の頃、休みの日にどこか行くとなると必ず良子の行きたい場所に決まった。
たまに純がどこかへ行きたいと言っても、良子が嫌だと言えば連れて行ってもらえなかった。
きっと、良子は世渡り上手だったんだ。
そして純は少し下手だった。
きっと、それだけのこと。
だけど積もり積もった鬱憤はここに来て一気に噴出した。
掴みかかり、爪で引っかき、泣きながら攻撃を繰り返す。
「やめて!」
良子は自分の顔を両腕でガードして何度も叫んだ。
それでもやめない。
やめられなかった。
1度吹き出した気持ちは抑えることができない。
若菜がすぐ近くで泣いていたけれど、それすらも見えなくなってしまっていた。
そして純は、ついに包丁を持ち出したのだ。