怖い部屋-やってはいけないことリスト-
1日目はちゃんと掃除もされているようで、お湯をためるだけでよかった。
「さっきおじさんが晩御飯の差し入れをくれたよ」
リビングへ戻ると、和也が玄関の前に立っていた。
その手にはハンバーグの乗った大皿がある。
「わぁ、おいしそう!」
ラップの下のハンバーグはまだ湯気を立てていて、作りたてなのだとわかった。
「でもどうして? 食材はたくさんあるのに」
「おじさんの、お母さんがたくさん作ったから持ってきてくれたんだって。家が近いんだと思う」
近いと言ってもここは山の中だ。
わざわざ持ってきてくれたということは、宿泊者のために余分に作ってくれたということだろう。
夕飯を作る手間の省けたふたりはすぐに食卓につき、食事が終わるころにはお風呂もたまっていた。
「じゃあ、私先に入るね」
お風呂の準備をする亜希を見て、和也がなにか言いたそうな表情を浮かべた。
「なに?」
「いや、あのさぁ……」
和也の視線がテーブルへ向かう。
「さっきおじさんが晩御飯の差し入れをくれたよ」
リビングへ戻ると、和也が玄関の前に立っていた。
その手にはハンバーグの乗った大皿がある。
「わぁ、おいしそう!」
ラップの下のハンバーグはまだ湯気を立てていて、作りたてなのだとわかった。
「でもどうして? 食材はたくさんあるのに」
「おじさんの、お母さんがたくさん作ったから持ってきてくれたんだって。家が近いんだと思う」
近いと言ってもここは山の中だ。
わざわざ持ってきてくれたということは、宿泊者のために余分に作ってくれたということだろう。
夕飯を作る手間の省けたふたりはすぐに食卓につき、食事が終わるころにはお風呂もたまっていた。
「じゃあ、私先に入るね」
お風呂の準備をする亜希を見て、和也がなにか言いたそうな表情を浮かべた。
「なに?」
「いや、あのさぁ……」
和也の視線がテーブルへ向かう。