怖い部屋-やってはいけないことリスト-
和也が呟く。
安易に近づけばその刃で切られてしまうかもしれない。
だけど近づかないと御札で封印することはできない……。
そのときだった。
包丁がひときわ高く跳ね上がったのだ。
それは空中で動きを止めると、グルリと切っ先がふたりの方へ向いた。
そしてそのまま勢いよく飛んでくる。
「かがんで!」
亜希の叫びと同時に身をかがめる。
包丁はさっきふたりが立っていた場所の後方にある壁に突き立った。
それはダーツの矢のように深く食い込んでいる。
「こっちへ!」
亜希は和也の手を引いてできるだけ包丁から離れた。
包丁は自分の身を壁から引き抜くと、もう1度ふたりへ切っ先を向けて、飛んできた!
ビュンッ! と風をきる音が右耳に聞こえてきたかと思うと、亜希の右側の壁に包丁が突き刺さる。
そのスピードにふたりは目を見交わせた。
安易に近づけばその刃で切られてしまうかもしれない。
だけど近づかないと御札で封印することはできない……。
そのときだった。
包丁がひときわ高く跳ね上がったのだ。
それは空中で動きを止めると、グルリと切っ先がふたりの方へ向いた。
そしてそのまま勢いよく飛んでくる。
「かがんで!」
亜希の叫びと同時に身をかがめる。
包丁はさっきふたりが立っていた場所の後方にある壁に突き立った。
それはダーツの矢のように深く食い込んでいる。
「こっちへ!」
亜希は和也の手を引いてできるだけ包丁から離れた。
包丁は自分の身を壁から引き抜くと、もう1度ふたりへ切っ先を向けて、飛んできた!
ビュンッ! と風をきる音が右耳に聞こえてきたかと思うと、亜希の右側の壁に包丁が突き刺さる。
そのスピードにふたりは目を見交わせた。