怖い部屋-やってはいけないことリスト-
答えながら亜希の全身に鳥肌が立っている。
今お風呂場によくないものが来ている。
全身でそれを感じていた。
亜希は数珠を握りしめ、和也はポケットに御札が入っていることを確認した。
本当は怖い。
確認なんてしに行きたくない。
だけど行かないとなにも解決できないままだ。
コテージの悪い噂は今もどんどん拡散されているだろうし、それをとめるためには根源を断ち切らないといけない。
亜希は緊張から無意識の内に何度も唾を飲みこんだ。
そろりそろりと和也の後ろに続いて脱衣所へと足を踏み込む。
水音は更に大きくなり、すりガラスの向こう側で弾けているのが見えた。
浴室から何本も手が伸びて水を叩いている姿が想像に浮かんでくる。
和也が勢いをつけてすりガラスのドアを開いた。
その瞬間水音はピタリと止んで、浴室内は静まりかえる。
バスタブの中を確認してみたけれど、そこには水も溜まっていなかったのだった。
今お風呂場によくないものが来ている。
全身でそれを感じていた。
亜希は数珠を握りしめ、和也はポケットに御札が入っていることを確認した。
本当は怖い。
確認なんてしに行きたくない。
だけど行かないとなにも解決できないままだ。
コテージの悪い噂は今もどんどん拡散されているだろうし、それをとめるためには根源を断ち切らないといけない。
亜希は緊張から無意識の内に何度も唾を飲みこんだ。
そろりそろりと和也の後ろに続いて脱衣所へと足を踏み込む。
水音は更に大きくなり、すりガラスの向こう側で弾けているのが見えた。
浴室から何本も手が伸びて水を叩いている姿が想像に浮かんでくる。
和也が勢いをつけてすりガラスのドアを開いた。
その瞬間水音はピタリと止んで、浴室内は静まりかえる。
バスタブの中を確認してみたけれど、そこには水も溜まっていなかったのだった。