怖い部屋-やってはいけないことリスト-
☆☆☆
「ちょっと、怖すぎるんだけど!?」
浴室から戻ってきた亜希は大きくため息を吐き出してソファにダイブした。
さっきの出来事で随分と神経をすり減らしてしまった。
「本当に。透子はまだまだ来ないだろうしなぁ」
和也はソファの横で座り込む。
その顔にも疲れの色が見え始めていた。
ここで怪現象が起こり始めてから、随分と時間が立っているせいだ。
音楽室のときのようにサッサと解決すればいいのだけれど、今回はそうもいかなさそうだ。
「そうだ。さっきの写真を透子に送って見ようよ」
ふと思いついたように亜希が上半身を起こして言った。
キッチンで見つけた写真は今リビングのテーブルの上にある。
その不吉に見える写真はなんとなく裏返しで置かれていた。
「そうだな。透子なら写真を見てなにか気がつくかもしれない」
和也はそう言って自分のスマホで写真を撮影した。
情報収集のためと言いながらも、透子にも自分たちの恐怖を分けてやりたいという意地悪な気持ちが少なからずあった。
これくらいのやり返しは許されるはずだ。
するとすぐに透子からメッセージが返ってきた。
《透子:知らない人たちだね。でも、かなり昔コテージが建つ前に一軒家があったのは聞いてるよ。そこに暮らしてた人たちかな?》
「ちょっと、怖すぎるんだけど!?」
浴室から戻ってきた亜希は大きくため息を吐き出してソファにダイブした。
さっきの出来事で随分と神経をすり減らしてしまった。
「本当に。透子はまだまだ来ないだろうしなぁ」
和也はソファの横で座り込む。
その顔にも疲れの色が見え始めていた。
ここで怪現象が起こり始めてから、随分と時間が立っているせいだ。
音楽室のときのようにサッサと解決すればいいのだけれど、今回はそうもいかなさそうだ。
「そうだ。さっきの写真を透子に送って見ようよ」
ふと思いついたように亜希が上半身を起こして言った。
キッチンで見つけた写真は今リビングのテーブルの上にある。
その不吉に見える写真はなんとなく裏返しで置かれていた。
「そうだな。透子なら写真を見てなにか気がつくかもしれない」
和也はそう言って自分のスマホで写真を撮影した。
情報収集のためと言いながらも、透子にも自分たちの恐怖を分けてやりたいという意地悪な気持ちが少なからずあった。
これくらいのやり返しは許されるはずだ。
するとすぐに透子からメッセージが返ってきた。
《透子:知らない人たちだね。でも、かなり昔コテージが建つ前に一軒家があったのは聞いてるよ。そこに暮らしてた人たちかな?》