いつか、このどうしようもない想いが消えるまで。
「あ、代表の挨拶してた先輩!」
太鳳の言葉を遮って聞こえた声に振り向くと、新入生らしき三人。
そこにはさっき凝視してきたあの子もいた。
「あー!噂のイケメン!」
「え?噂?」
「あー、気にしないで。こっちの話」
「あ、は、はい」
かっこいい子って代表挨拶してたこの子か。
確かに顔は整ってる方だわ。
そんで、入試トップ?
入りたり尽くせたりだねー。
「あの、先輩っ。相席良いですか?他の席結構埋まってるみたいなんで」
「良いよ良いよー。全然どうぞー」
「あざっす!失礼します!」