いつか、このどうしようもない想いが消えるまで。
お礼を言いながら満遍の笑みで席に座る三人。
「三人とも名前は?」
「橘天馬です!」
「一ノ瀬浬です」
「未月空麻です」
「天馬と浬と空麻ね。オッケー」
三人の名前を呼びながら楽しそうな笑みを浮かべる太鳳。
いや、これは悪巧みの笑み・・・・・・・か。
太鳳、イケメン好きだからな・・・・・・。
「あ、あのっ。宝生先輩、ドリンクバー取りに行きませんかっ」
「え?あぁ、良いけど。注文は?」
「あ、先に注文しないとですよねっ」
「く〜ま〜、俺らが注文しといてやっから、お前は宝生先輩と俺らの分も飲みもんとって来いって」
「りょ、了解」
「じゃあ適当に取ってくるよ?なんか注文ある?」