いつか、このどうしようもない想いが消えるまで。



 「いや、お任せでお願いしますっ」



 「了解」




 空麻くんと二人でドリンクバーを取りに向かう。



 ・・・・・・これ、後輩にパシられてる感じするな。



 まぁ、良いけど。




 「楓騎はカルピスで、太鳳はコーラでいっか。浬くんと天馬くんの好み分かる?」



 「天馬はメロンソーダーで、浬は烏龍茶ですかね」



 「え、浬くん渋いね」



 「あぁ見えておじいちゃんっ子なんです」




 クールな感じしたから結構意外だな。



 人は見かけによらず、ってこういうことだねー。




 「宝生先輩はレモンスカッシュなんですね。俺も一緒です」



 「夏といえばレモンじゃない笑?てか、宝生先輩なんて堅苦しい呼び方じゃなくて伊都で良いよ」



 「え、良いんですか。じゃあ俺も呼び捨てが良いです!」



 「空麻?」
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