スイートルーム


………あれ……?

あれれ……??




彼にピッタリと寄り添い、ニコニコと微笑んでいた彼女の表情が……。



少しずつ崩れ始め、次第に険しくなっていく。

彼は、そんな彼女の変わりように、少し困ったような表情を見せていた。



しだいに、二人の雲行きが怪しくなる。




フロントに向かって歩いていた、彼と彼女。

彼女が険しい顔をして、ピタリと立ち止まった。



いやな予感……――。



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