スイートルーム


市来くんは、あたしをひたすら説教して……。


時には同情して……。


酔っ払いのたわ言を、きちんと聞いてくれた。




ごめんね、市来くん。

バカなあたしの恋愛に付き合わせて。




もう二度と、鉄則は破らないから。



そして、彼女のいる人を好きになったりしないから……――。



< 66 / 94 >

この作品をシェア

pagetop